先日、調べ物で都内の図書館に寄りました。そのとき無線の本も見てみようと思って棚を移動して手に取ったのが『つくるハム実用アクセサリー-あなたも自作にチャレンジ-』(高山繁一様 著、CQ出版)です。
スタンドマイクの自作や、安定化電源、はんだごての温度調整装置、明るさで反応するアクセサリーなど、無線ライフで役立つガジェットがたくさん紹介されています。
はんだごての温度調整ではSSRの使い方を、明るさで反応する装置ではCDsやフォトトランジスタを、安定化電源では電圧可変レギュレータICが紹介されていて、使い方だけでなく、動作原理や注意点も書かれているのでデバイスの応用ができるように構成されています。これは、すごい本だと思います。私も書く機会は少なくないのですが、読後に応用できる記述方法など、大変参考になります。
コラムもとても勉強になります。
1990年の初版発行なので、かなり入手は困難だと思います。ベテランの皆さんは、この本はすでにお持ちなのかもしれないですが、現代版のデバイスも加えて改訂版が出ることを期待していらっしゃる方も多いような気がしました。