私のFT8の運用環境は旧型のリグなのです。そのことは、他の記事でも書いたのでここではおいておきまして、今日のテーマはリグとPC(WSJT-X)の会話です。
リグの会話??? なに??
と思うかもしれませんが、お急ぎでない方は、ぜひお付き合いください。
私が使っているのは旧型のリグなので、FT8を運用するときは、PCとリグは音声入出力とCATのコントロール信号を接続しています。音声の方はUSBで変調された音を皆さんもお聞きになったことがあるかもしれませんね。
今回、注目してみたのはCATの信号です。
上の画像(PulseViewのキャプチャ)は、WSJT-XとFT-817のやり取りなのです。
WSJT-Xが、FT-817に「今の周波数教えて」と照会しています。
FT-817は、「14.074MHzでモードはUSBだよ」と答えています。
WSJT-Xがポーリングしているときの会話ですね。
ロジックアナライザで、ちょっと会話の仲間に入れてもらいました。なんとなく、東京FMの「TOKYO SPEAKEASY(東京スピークイージー)」のようなイメージです・・・。
画像を大きくご覧になりたいときは、記事のURLをPCにメールなどで送るといいと思います。
この記事のURLです → https://air-traveler.online/author/airchange5s/2022/07/26/lazsl/
さて、FT-817のCATコマンドは、5バイトが1セットです。受けた信号の5バイト目が「03」だと「周波数とモードを教えて?」となります。一方、応答の方は、周波数の数字に続いて5バイト目が「01」なら「USBだよ」となります。
このほかに、「送信してよ!」とか「(ありがとうね)受信に戻って」みたいなやり取りもありますね。
これを、シリアル変換ケーブル越しにリグとWSJT-Xは会話していたのです。
ロジックアナライザを使うと、なんだか、マシンの頑張りの一部に気付けた気がします。HIとLOWで会話する世界が、すぐ隣にあったのです。
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