祖父母の家の常夜灯。夜間だけ自動で光るようにしたいというので、ライトに回路を追加することにしました。ついでに、高照度LED化もしてみます。

以前に、CDSとNPNトランジスタ(2SC1815)で、明暗センサーの回路を組んだことがあるのですが、そのときは、夜明けと夕暮れのトワイライトタイムで不安定な動作をしました。理論を実践する難しさを感じた記憶があります。

過去に作った回路は、仕組み的には2SC1815のベースとエミッタ間をCDSでつなぐという基本的なものでした。CDSを手で覆う実験をすると理想的な動きをしました。でも、実際に自然と日が暮れていく緩やかな変化では、発振したかのようにオンオフが繰り返されて動作が不安定になる時間帯がありました。とてもメカニカルリレーなど使えないような動作でした。ディレイの調整でコンデンサも組み合わせましたが、なかなか計算通りにはいかなかったのです。当然のことながら、ヒステリジスもコントロールできていませんでした。

今回は再び訪れた製作のチャンス! ということで、コンデンサと抵抗を計算して過去の失敗にリベンジしようとも思ったのですが、頭の中のアイディアがPICに向いてしまったので、プログラムで解決しようと思います。

前に作った回路(失敗したもの)とは、用途が若干違うので、今回は即応性は必要なくて、夜明けと夕暮れにうまく対応させることがポイントになりそうです。

コスパの良いPIC。こういう組み込み系には向いていますよね。

ブロック図は、次の通りです。

RA2ポートのHI/LO(1/0)を、プログラムで5分ごとに検出して、RA5ポートのHI/LOを制御する。ウィーク・プルアップを使えば難しくはなさそうです。5分ごとに検出させれば、トワイライトの時間でも落ち着いた動作になるはずです。PICなら5分を10分に切り替えるのもすぐです。私でも参考書の力を借りればCで書けそうです。感度調整はVRでするつもりです。

SSR以外の材料はありそうなので、ブレボでテストしてみて安定したら基板に組みます。完成したら祖父母の家に行って設置してみようと思います。

今度、SSRを買いに行こう!

趣味の工作で生活が便利になるのは、少し楽しいですね。

By Aki